壊血病

壊血病は、中世のヨーロッパの大航海時代、人々に恐れられていた原因不明の病です。歯茎や皮膚、消化器官からの謎の出血により死に至る壊血病に苦しめられていました。当時のヨーロッパでは凶作による農作物の入手困難や、航海中の食料問題などで新鮮な野菜と果物を食べることができず、その度に壊血病が発生していました。

壊血病の原因はビタミンC不足

この原因不明の出血を引き起こす病気こそが壊血病であり「ビタミンC欠乏症」だったのです。当時の船医であったジェームス・リンド博士は食事の違いから、壊血病の発病率理由を見出しました。ビタミンCの正式名称は「アスコルビン酸」、意味はギリシャ語で「壊血病なし」という意味です。

ビタミンCが欠乏すると人体にはさまざまな弊害が起きます。例えば、人体の30%を占めるコラーゲンの合成。ビタミンCは骨や血管・皮膚などを健やかに保つコラーゲンの合成に深く関わっています。このため、ビタミンCが不足すると毛細血管が脆弱になります。その結果、毛細血管がちょっとの衝撃を受けただけで破れやすい状態になります。その結果、歯茎を刺激する・手足をぶつける・鼻を強くかむなど、些細な行為で出血や内出血(アザ)が頻繁に起きてしまうようになります。

日本の国民栄養調査によって日本人には男女ともにビタミンCが不足状態にあることが確認されています。フルーツや野菜、サプリメントなどからビタミンCを積極的に摂取しましょう。