五大ビタミン欠乏症の一つ『悪性貧血』についてお話します。悪性貧血は、治りにくい病として古くから多くの人々を苦しめてきた病気の1つです。
悪性貧血は爪や肌が白くなる鉄欠性貧血とは違います。悪性貧血の主な症状は、頭痛・めまい・吐き気・味覚の低下・舌の痛み・息切れ・動悸・食欲不振・消化不良・下痢などです。
どの症状も現代人には該当しそうなものばかりです。頭が痛いからと頭痛薬を服用しても、実は悪性貧血が原因だったなんてことも。頭痛薬で確かに頭痛は抑えられますが、その裏に隠れている本当の原因に気付かないでしまうこともあります。その症状の本当の原因を理解することが重要です。また悪性貧血になってしまうと爪がスプーン状になり、反り返ります。
ビタミンB12は脳に大きな影響力をもつビタミンです。神経との関係が深いためです。B12は主に肉類に多く含まれているため、ベジタリアンや胃を切除した人に不足しがちなビタミンです。米国の研究においても小脳の委縮がみられる人にはB12が欠乏していることがわかっています。他にも英国の研究によりビタミンB12の不足がアルツハイマーのリスクを大幅に上げることがわかっています。
人は50歳を過ぎると胃酸の分泌が減少してくるのでB12の消化吸収率が低下し始めます。米国科学アカデミーは50歳以降の人にB12を含むマルチビタミンを摂取することを推奨しています。